ばついちこぶつきの憂鬱episode-62

【この物語は2002年7月8日交通事故で他界したリツコとの記録です】
2002年7月12日(佐渡)
告別式の翌日が佐渡というのも因縁でしょうか。
リツコ一家と一緒に行く予定でチケットを用意していました。
リツコがこの世からいなくなったことを認めなくなかったのでチケットはキャンセルしませんでした。
昨晩は眠れなかったので焼酎を飲みました。
そのままソファーで横になっていたようです。
朝目覚めるととても息苦しいのです。
のどが腫れて息ができません。
鼻からなんとか息をしました。
病院に行く時間がないのでそのまま東京駅から新幹線に乗りました。
駅弁ものどを通らないくらいに腫れていました。
痛みはないので詰まり気味の鼻から精一杯息をしています。
新幹線は高崎に着きました。
リツコは乗ってきませんでした。
リツコ達の3席分が開いています。
リツコと一緒にいる気分がしました。
何駅か目でおばさんがリツコの席に座り込んできました。
指定席が開いていたので座ったのでしょう。
「そこはリツコの席です。」
といいたかったのですが、我慢しました。
新潟で新幹線を降りて佐渡行きのジェットホイールのチケット売場に行きました。
「大人一枚子供一枚」
ここでリツコのいない現実を思いだします。
佐渡に着いてレンタカーを借りました。
レンタカーを運転してイベント会場に向かいました。
会場は佐渡の最北端でした。
普段使っている携帯の電波が届かない場所だったので違うキャリアの携帯を購入していました。
それで部下と連絡をとりました。