ばついちこぶつきの憂鬱episode-57

【この物語は2002年7月8日交通事故で他界したリツコとの記録です】
2002年7月10日(通夜)
電車を乗り継ぎ2時間以上かけて息子と栃木県にある鹿沼駅にやってきました。
明日は告別式なので今日は泊まることにしました。
駅前のホテルを何軒か回りました。
当日の宿泊なので無理と断られました。
やっと見つけました。
夕食の用意は間に合わないといわれました。
ロビーにプロ野球選手の集合写真が貼ってありました。
練習で訪れたようです。
タクシーに乗って葬儀場まで行きました。
現地に到着しておどろきました。
葬儀場の横に喫茶店がありました。
その喫茶店は石原裕次郎をしのぶ喫茶店だったのです。
中は石原裕次郎1色です。
リツコは実は石原裕次郎の隠れファンだったのです。
北海道小樽にある裕次郎記念館に行く計画を立てていました。
よりによってリツコの葬儀場の隣が石原裕次郎をしのぶ喫茶店とは奇遇です。
因縁めいたものを感じました。
午後6時通夜がはじまりました。
リツコへ用意したボーナスは香典にかわりました。
こんな形で渡すなんて・・・、とても切ないです。
リツコの親戚がたくさん来ていました。
リツコの息子達もいます。
あいかわらずクールです。
わが息子はしょんぼりしています。
ひっそりと通夜は終わりました。