ばついちこぶつきの憂鬱episode-55

【この物語は2002年7月8日交通事故で他界したリツコとの記録です】
2002年7月8日(運命の日)
いつも深夜は俺がリツコにおやすみコールをしていました。
その日だけは俺は電話しませんでした。
俺は悔やみました。
「電話していればリツコは事故起こさなかった。」
俺と交際はじめてから、リツコの友人は遠慮してリツコに電話することを控えていました。
「俺が電話していれば・・・。」
リツコの自宅に着きました。
リツコの息子達が体操着でいました。
泣くこともなくクールでした。
リツコの言葉を思い出しました。
「息子達は冷めているから、私が死んでいなくなってもけろっとするよきっと・・・」
家にはリツコの父親がいました。
葬儀の段取りを話し合っていました。
リツコの遺体を今日栃木に搬送して7月10日に通夜、11日に告別式と決まりました。
女性がひとり手伝いをしていました。
トシエさんといって、リツコの幼馴染で栃木から駆けつけてきました。
俺はずっとリツコのそばにいました。
おでこをずっとなでました。
リツコは眠っているように見えます。
でも起きてきません。
リツコは外傷がほとんどありませんでした。
脳への衝撃が致命傷になったようです。
昨日リツコとちゃんとお別れしていません。
気まずい空気のままリツコと永遠の別れになってしまいました。