ばついちこぶつきの憂鬱episode-52

【この物語は2002年7月8日交通事故で他界したリツコとの記録です】
2002年7月7日(自由が丘)
今日は日曜日、リツコ一家が泊まりにきています。
リツコが朝食を作ろうとして、俺がプレゼントしたエプロンをつけました。
エプロン姿を見たリツコの息子達は、リツコに言いました。
「お母さんみたい!」
リツコは必死で息子二人を育てていますので、息子達に厳しいこともしばしばです。
最近は俺が支えになっているので、リツコは穏やかになり息子達にも優しく接しているようです。
今日は息子達は家で遊ばせておいて、リツコとふたりで自由が丘デートを楽しみます。
「えんぎや」でブレスレットを買いました。
来週は皆で佐渡に行くので子供達のおそろいのサンダルを買いました。
パン屋で息子達のお土産のパンを買って帰りました。
帰り道でリツコは「息子達は冷めているから、私が死んでいなくなってもけろっとするよきっと・・・」
なんか意味深な発言でした。
夜リツコは用事があるので夕方高崎に帰って行きました。
リツコから携帯に電話がありました。
息子のサンダルのサイズが小さかったこと、鳳凰美田を持って帰るのを忘れたことを告げました。
俺は答えました、サンダルは大きいサイズを買っておくこと、鳳凰美田は明日来るんだからもってかえればいいじゃない・・・。
ぶっきらぼうな態度で気まずい空気が流れました。