ばついちこぶつきの憂鬱episode-24

【この物語は2002年7月8日交通事故で他界したリツコとの記録です】
2002年5月18日(宿泊後)
なんとか連れ出そうと画策しましたが頑固に動こうとしませんでした。
実力行使で全員外に出ました。
俺も出ようとしたところ息子は「行かないで!」と大泣きしました。
こんな泣きかたは今まで見たことがありませんでした。
今日はあきらめてリツコと息子ふたりで「ナンジャタウン」にいってもらいました。
リツコは今まで息子達と遊びに行くことはなかったのです。
息子を友人に預けてリツコだけでいろんな場所に出かけていたのです。
リツコの息子たちはリツコと遊びに行くことが夢でした。
それが叶ったのです。
とても嬉しそうでした。
さて、リツコ一家がいなくなった我が家では大泣きの息子がひとりいました。
息子としては家で皆でずっと遊びたかったのでしょう。
今までも遊びに来ている人が帰ろうとするとと引き止めます。
寂しいのでしょう。
あまりに大泣きしているので、時間はまだ早かったのですが一緒にお風呂に入ることにしました。
やっと泣き止みました。
お風呂に浸かりながら、息子に話しました。
「みんなで一緒に暮らしたら楽しくないか?友達と弟と一緒に暮らすのは毎日楽しいだろう?」
息子はうなずきました。